薬物戦争の終焉 : 自律した大人のための薬物論
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薬物戦争の終焉 : 自律した大人のための薬物論
みすず書房, 2025.5
- Other Title
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Drug use for grown-ups : chasing liberty in the land of fear
- Title Transcription
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ヤクブツ センソウ ノ シュウエン : ジリツ シタ オトナ ノ タメ ノ ヤクブツロン
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Note
表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)
監修者: 松本俊彦
翻訳の対象: Drug use for grown-ups : chasing liberty in the land of fear / by Carl L. Hart. -- New York : Penguin Press, 2021
Description and Table of Contents
Description
2022年10月、米国のバイデン大統領はそれまでの大麻規制政策の誤りを認め、政策の抜本的改革を表明した。1971年にニクソン大統領が薬物規制の取り組みをして「薬物戦争」と呼んでから半世紀、米国の薬物政策は転換期を迎えている。コロンビア大学で依存症を中心とした研究に従事する著者が本書で主張する政策は、自律した大人の薬物の娯楽的使用を合法化すること、薬物の正しい知識を政府が市民に提供することだ。著者は自身の使用経験も赤裸々に語りながら、薬物の本当の効果、健康被害を防ぐ安全な使用法、薬物の娯楽的使用のメリットを丹念に説明していく。そして、健康被害だけでなく、薬物戦争にはもうひとつ深刻な問題がある。違法薬物の使用経験率に人種間の偏りはないにもかかわらず、逮捕され、投獄される人々は黒人や有色人種が圧倒的に多いのだ。彼らはきまって貧困地域に暮らし、逮捕や服役によってさらなる社会的弱者へと追いやられる。米国の薬物政策の歴史は、こうした人種差別や制度的暴力を、国家ぐるみで黙認してきた悲劇の歴史なのだ。なぜ、かくも差別的な厳罰主義が横行してきたのか―黒人であり、ヘロインユーザーである神経科学者が、実体験も交えてその構造的な問題を多角的に解き明かし、違法薬物をめぐる神話を解体する。
Table of Contents
- プロローグ いい加減、大人になろう
- 第1章 私たちに向けられた銃口―どうしてこんな惨状に陥ってしまったのか
- 第2章 いつまで隠れているのか―子どものようにふるまうのは終わりにすべきだ
- 第3章 ハーム・リダクションのハームを超えて
- 第4章 薬物のアディクションは脳の病気ではない
- 第5章 アンフェタミン―共感、活力、エクスタシー
- 第6章 新精神作用物質―混じりけのない至福を求めて
- 第7章 大麻―自由の種を撒く
- 第8章 サイケデリック―一心同体
- 第9章 コカイン―みんな太陽が大好き
- 第10章 ドープ・サイエンス―オピオイドの真実
- エピローグ 旅路
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