中間子化学入門 : ミュオンとミュオニウムの化学
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中間子化学入門 : ミュオンとミュオニウムの化学
紀伊国屋書店, 1986.8
- タイトル別名
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Muon and muonium chemistry.
- タイトル読み
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チュウカンシ カガク ニュウモン : ミュオン ト ミュオニウム ノ カガク
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注記
文献:p186-201
内容説明・目次
内容説明
中間子は陽子と電子の中間の質量であり、正の電荷をもつミュー中間子(ミュオン)はあたかも軽い陽子のように、負の電荷をもつミュー中間子はちょうど重い電子のように振舞う。また、正の電荷をもつミュオンに電子が結合してできるミュオニウムは、水素の軽い同位体であり、水素とほとんど変らない振舞いを示す。こうした各種の中間子の特徴をうまく使って、固体やガスや溶液の物質内部の場の状態(磁場や結合エネルギー等)に探りを入れ、そこで生じている化学的挙動がダイナミックにとらえられ、今後の化学反応の予想ができることがわかってきたのである。本書は、この中間子化学と呼ばれる新しい分野について解説した最初の入門書であり、この新しい科学の動向を知る上で格好の本である。
目次
- 1 序論
- 2 歴史的展望
- 3 μSR法
- 4 μSRデータの分析と解釈
- 5 μSRと他の手法の比較
- 6 ミュオンの反応性とミュオニウム生成
- 7 気体中のミュオニウムの反応
- 8 溶液中のミュオニウムの反応
- 9 ミュオンを含む遊離基
- 10 ミュオン原子—μ−の化学
「BOOKデータベース」 より