過程と実在 : コスモロジーへの試論
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過程と実在 : コスモロジーへの試論
みすず書房, 1981.8-1983.6
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- タイトル別名
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Process and reality : an essay in cosmology
- タイトル読み
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カテイ ト ジツザイ : コスモロジー エノ シロン
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注記
1・2の第3刷 (2012.10): ジャケットに「1978年校訂版」の表記あり
原著(The Free Press, c1978)の翻訳
内容説明・目次
- 巻冊次
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1 ISBN 9784622017608
内容説明
ホワイトヘッドはわれわれの時代の最も偉大な哲学者の一人であり、彼の哲学を体系的に叙述した主著『過程と実在』は最も傑れた哲学書の一冊である。しかし、この書が1929年に刊行されたとき、それは多くの印刷上の誤り、英国版とアメリカ版との齟齬を含む悲しむべき状態にあった。従ってホワイトヘッドの『過程と実在』に比べれば、プラトンの『国家』の方がより良いテクストで読みうるとさえ言われる。それから半世紀、グリフィンとシャーバーンによるこれ以上は望みえない校訂版が公刊された。本書はこの決定版に依拠する最新訳である。その重要性において、その難解なまでの言語の駆使において、ジョイスの『フィネガンス・ウェイク』にも比せられるこの講義で、ホワイトヘッドは自ら“有機体の哲学”と名づける哲学の体系を構築する。そこでは17‐18世紀の哲学者—デカルト、ニュートン、ロック、ヒューム、カント—を検証しつつ、無限の宇宙を有限な言語的表現で把握すること、宇宙論的観念を人間の多様な経験と結びつけることが意図されている。ここにわれわれは確かに、われらのコスモスに対する新しい解明、新しい光を受けとるであろう。
目次
- 第1部 思弁的図式(思弁哲学;範疇的図式;若干の派生的概念)
- 第2部 議論と適用(事実と形相;延長的連続体;自然の秩序;有機体と環境;ロックとヒューム;デカルトからカントへ;主観主義原理;象徴的指示;命題;過程)
- 巻冊次
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2 ISBN 9784622017615
内容説明
本書は、最新校訂版(1978年版)による日本語訳であり、われわれのホワイトヘッド哲学受容への大いなる寄与となるであろう。巻末には、新しい観念を表現する用語法を十分に理解した校訂者作成の詳細な索引を付した。これは、20世紀哲学の可能性をきりひらく書である。
目次
- 第3部 抱握の理論(感受の理論;原初的感受;感受の伝達;経験のもつ一層高次の諸相)
- 第4部 延長の理論(同位的区分;延長的結合;平坦な場所;歪み;測定)
- 第5部 最終的解釈(理念的に対立するもの;神と世界)
「BOOKデータベース」 より