昭和史への一証言
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昭和史への一証言
毎日新聞社, 1986.6
- Title Transcription
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ショウワシ エノ イチ ショウゲン
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昭和史への一証言
1986
Limited -
昭和史への一証言
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University of Tsukuba Library, Library on Library and Information Science
210.7-Ma8140860017700
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Note
聞き手: 国弘正雄
著者の肖像あり
週刊エコノミストに35回連載(1985年4月2日号-同12月10日号)
Description and Table of Contents
Description
激動する歴史の現場に立ち会い、国際舞台の表裏に鋭い眼を注ぎつづけてきた国際ジャーナリストが、その稀有な体験と数多くの秘話を初めて明かす。常に昭和史の渦の中心に位置した、貴重な個人史。
Table of Contents
- 第1章 アメリカ、中国との出会い(明治の男だて;富国強兵に抗して;国際ジャーナリストへの道;わが青春のアメリカ;排日移民法とカリフォルニア;ヨーロッパでの青春;太平洋会議の性格と背景;国境をこえた友情;大正デモクラシーの弱点)
- 第2章 西安事件から蘆溝橋事件へ(満州事変後の中国;中国の進路と対日戦略;西安事件の歴史的意義;現代中国への無知はなぜ;日中関係のガンは雑軍;満州事変後の華北分離工作)
- 第3章 日中全面戦争と南京占領(一撃論のおとし穴;土壇場の外交努力;画期的だった石射案;英大使軍、射撃される;厚くなる交渉の壁;無念のトラウトマン工作;無意味だった南京占領;南京虐殺はあった;日本軍の残虐行為はなぜ;「国民政府を対手にせず」)
- 第4章 なぜ日中和平が流産に(董の日本潜入と影佐書簡;近衛内閣改造の背景;和平へのシナリオ;宇垣—孔のチャンネル;梅との日中交渉;日華協議で和平の筋書き;“悲劇の人”汪兆銘;ああ 汪兆銘の和平政府)
- 第5章 松岡構想=対米外交としての日独伊同盟(ソ連をめぐる複雑怪奇;三国同盟への期待と不安;なにゆえの日ソ中立条約;松岡外交の長所と弱点)
- 第6章 日米開戦への無謀な道(日米了解案の登場;近衛と松岡のすれ違い;日本軍の南仏印進駐;見通し甘かった南進論;日米首脳会談は実現せず;日中関係の大きな暗影;近衛、撤兵につき東条を説得し得ず;ジリ貧論と東条内閣誕生;東郷苦心の甲、乙両案;ハル・ノートで交渉決裂)
- 第7章 太平洋戦争時代の暗い日々(パールハーバー奇襲;南方の前線を視察して;東条が退陣、小磯の登場;拒否された近衛訪ソ;ポツダム宣言を受諾)
- 第8章 敗戦とマッカーサーの日本(米ソ対立の中の占領政策;幣原内閣と憲法改正;自決前日の近衛;同盟通信の解散、民報の創刊;「天皇制への道」で論議;GHQ草案を故意に新訳;卑屈だった日本人;国際弁護士として;上陸ねらうコカ・コーラ)
- 第9章 焼跡の中から吉田時代が始まる(上海時代以来の再会;マッカーサーとしか会わぬ;首班受諾に反対;負けっぷりをよく…;二・一スト当時;憲政の常道で野に下る;少数党内閣と決別へ;蔵相に池田を起用;ドッジ・ラインの試練)
- 第10章 吉田茂が選んだ対日講和(占領下、池田を露払いに;ダレスとの息詰まる対決;日米安保で泥をかぶる;日本の進路決めた選択;台湾でなぜ吉田書簡;侠気のある最後の日本人)
- 第11章 国際文化交流の道を開く(ロックフェラー3世と再会;戦後最大のイベント;トーストにバターをぬって;盛大に会館がオープン;だれを呼び、いかに交流;クロピウス来日で熱狂;トインビーを迎えて;リースマンにとっての日本;10年がかりでケナンを招く)
- 第12章 海外との対話を絶やすことなく(ベトナム戦争の衝撃;ライシャワーと激論;ソ連とも文化交流;ネールとの対話;アジア学の一つの苗床;東南アジアにも交流の道;ELEC設立のいきさつ;学校英語と衝突;日本人が英語に強くなれば…;「国際人」とは;忘れられた朝河貫一;新渡戸が架けた橋)
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