賈 (かいひと) を待つ者
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書誌事項
賈 (かいひと) を待つ者
(一古書肆の思い出 / 反町茂雄著, 2)
平凡社, 1986.12
- タイトル別名
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賈を待つ者
- タイトル読み
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カイヒト オ マツ モノ
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一古書肆の思い出 (2 (賈を待つ者))
1986
限定公開 -
一古書肆の思い出 (2 (賈を待つ者))
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注記
著者の肖像あり
折り込図1枚
内容説明・目次
内容説明
非凡の“学者商人”反町弘文荘主人が語る、昭和の古典籍大移動史。独自の善本捜索網を全国に張りめぐらし、北は札幌から南は鹿児島までも奔走。時には大入札会で業界の巨頭と国宝本の札を競い、時には地方同業の店頭に天下一本を掘り起こす。学問的な目録の編纂と、きびしい実戦で自らを鍛える、三十代の著者の努力奮闘記。昭和8年から20年まで。
目次
- 1 発足時の明暗(書誌学の最高峰『訪書余録』;「古文学秘籍叢刊」の失敗)
- 2 全国に張りまわす珍本捜索網(四ケ月間に天下一品三種発見;裸のプリンス、重要美術品に;営業の大宗は、国書の古写・古版本;故老の『紙魚の昔がたり』;松浦家雑品中に国宝本;弘文荘の善本鉱脈;我は賈(かいひと)を待つ者なり—目録5年間の実績;大きな拾い物、国宝二つ;仏典の大海で悪戦苦闘;写本、実は名家自筆草稿類;入札は天国と地獄—内野皓亭文庫;文苑の盛事—市島春城翁と田中光顕伯爵のプロフィール;尾の道の古寺から古版の大名品;重要美術品制度設定と古典籍業界;全国に張りまわす珍本捜索網)
- 3 大入札会の諸相—悦びと悲しみと(昭和期最大の売立—富岡文庫;トンビに油揚げ、大永版『式目』の発見;善本蒐集は有利な貯蓄—林若樹文庫;中山正善さんの大荒れ—橘守部文庫;古版本の文化史的意義)
- 4 時代の波と古典籍業界(書林定市会の世代交替;海外大図書館からの古典籍初注文;スペンサー・コレクションの世界的実力;統制下、沈衰の業界に棹さして;古典籍界の広大さ、奥深さ;新経験また新経験;大空襲被爆下に、いきいきと)
「BOOKデータベース」 より