左翼がサヨクになるとき : ある時代の精神史
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左翼がサヨクになるとき : ある時代の精神史
集英社, 1986
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サヨク ガ サヨク ニ ナル トキ : アル ジダイ ノ セイシンシ
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内容説明・目次
内容説明
中野重治から島田雅彦まで—“左翼”のイメージの変容をたどり、現代文学の最先端部にいどむ。名著『戦後史の空間』につづき、“高度成長期以降”の文学状況を問う挑発的な長編評論。
目次
- 第1章 ある理想主義の運命—大西巨人『天路の奈落』をめぐって
- 第2章 “わが家”の内と外—中野重治・佐多稲子・平野謙
- 第3章 恋愛小説の条件—中里恒子『綾の鼓』と芝本好子『隅田川暮色』
- 第4章 日本列島の夢と現実—黒井千次『時間』から『群棲』へ
- 第5章 パルチザンのゆくえ—高橋和巳から桐山襲へ
- 第6章 ベトナム戦争論の文脈—筒井康隆『ベトナム観光公社』を中心に
- 第7章 “政治と文学”論争以後40年—立松和平と村上春樹の位置
- 第8章 島田雅彦という装置—相対性の極限
「BOOKデータベース」 より