書誌事項

反革命 : 理論と行動1789-1804

ジャック・ゴデショ [著] ; 平山栄一訳

みすず書房, 1986.7

タイトル別名

La contre-révolution : doctrine et action 1789-1804

タイトル読み

ハンカクメイ : リロン ト コウドウ 1789 1804

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注記

参考文献: pxiv-xxii

内容説明・目次

内容説明

フランス革命の歴史において最も欠けているのは、逆説的であるが、〈反革命〉の歴史である。反革命は、単なる過去、アンシァン・レジームへの回帰ではない。それは革命それ自体と同様に発展し、革命とひとしくその理論家を有している。しかも、それはフランスの国境を越え、ヨーロッパ的現象となった。バスティーユ占領からナポレオンが帝位にのぼるまで、本書の扱ったこの期間が、革命史に最も特徴的な時期であった。このとき、反革命の行動は最も多様に、最も劇的に展開された。農民の蜂起、都市の反乱、スパイ機関のあいだの闘争、白色テロ、そして列国の軍事的干渉—これらが、本書では詳細にえがかれる。また、反革命の理論も、この時期に精練された。エドマンド・バーク、ジョゼフ・ド・メーストル、ルイ・ド・ボナール、シャトーブリアンらの思想が形成され、それらは普遍的価値を志向し、20世紀のファシズム思想へもつながっていく。本書はフランス革命以来のヨーロッパ史の知られざる部分である。革命史のポジではなく、ネガである。この新しい視角は、従来の歴史にない新鮮な事実を照らし出すであろう。

目次

  • 第1部 理論(第1章 フランスの反革命理論の起源;第2章 1789年の革命への反動;第3章 フランスの若干の反革命理論家;第4章 バーク;第5章 ジャック・マレ・デュ・パン;第6章 神政政治論者;第7章 ドイツの反革命家;第8章 1804年までのシャトーブリアンの政治思想)
  • 第2部 行動(第9章 亡命;第10章 情報網;第11章 フランス西部における反革命的蜂起—1792‐1795年;第12章 フランス南東部における反革命的蜂起—1792‐1795年;第13章 白色テロと1795年夏の王党派の挫折;第14章 総裁政府期のフランス国内の反革命;第15章 イタリアと地中海諸国における反革命運動—1790‐1798年;第16章 ヨーロッパ北部の反革命的行動—1795‐1798年;第17章 1799年に反革命的大攻勢;第18章 統領政府下の反革命の成功と失敗)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN00692227
  • ISBN
    • 4622020483
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    fre
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    v, 323, xxiip
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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