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天皇と日本文化

村上重良著

(もんじゅ選書, 26)

講談社, 1986.10

Title Transcription

テンノウ ト ニホン ブンカ

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Note

参考文献: p257-259

Description and Table of Contents

Description

1986年は、今上天皇の在位60年の記念の年であることから、全国各地、さまざまな慶祝行事が組織され動き出している。それだけに、われわれは天皇、皇室の問題を、さらに深くとらえていく必要があると思う。古代以来、日本の歴史とともに存続してきた天皇制が、今日の日本社会の民主主義体制と文化・教育の高い水準、ある程度の物質的な充足状態を背景として、どのように位置づけられるべきかは、現在の大きな課題というべきであろう。古代の大和政権から現代の象徴天皇制にいたるまで、天皇はさまざまな顔を持っている。古代では、高天原の天照大神の子孫であるとする祭司王として日本を統治。中世、近世では政治権力は失ったが、神話に由来する鏡・剣・玉の三種の神器を受け伝え、儀礼の主宰者として、そして明治維新の王政復古によって政治・軍事の大権を保持し、国の祭祀を司る現人神として君臨した。即位礼と大嘗祭、大葬、皇室祭祀、詔勅、皇紀、元号、祝祭日など、皇室の儀礼や制度を通じて、天皇制の本質にせまる。

Table of Contents

  • 第1章 大王から天皇へ
  • 第2章 天神地祇の神話
  • 第3章 祭司王・天皇
  • 第4章 三種の神器
  • 第5章 皇室と仏教
  • 第6章 中世・近世の天皇
  • 第7章 王政復古と皇室祭祀
  • 第8章 現人神天皇
  • 第9章 身分制度と公式制度
  • 第10章 現代社会と皇室

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Details

  • NCID
    BN00800137
  • ISBN
    • 4061922807
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    x, 259p
  • Size
    19cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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