中世の愛と従属 : 絵巻の中の肉体

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中世の愛と従属 : 絵巻の中の肉体

保立道久著

(イメージ・リーディング叢書)

平凡社, 1986.12

タイトル読み

チュウセイ ノ アイ ト ジュウゾク : エマキ ノ ナカ ノ ニクタイ

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内容説明・目次

内容説明

本書は、表題を『中世の愛と従属』としたように、中世の絵巻における「愛」と「従属」の表現を分析したものである。個人の感情に根ざす「愛」と、社会的関係の中での「従属」は、何ら関係のないものと見ることもできる。しかし、絵巻を見るかぎり、中世の「愛」と「従属」は、どちらも直接に人間の生身の「肉体」に深く関わる世界であり、その点で、共通する姿をもっていた。

目次

  • 第1部 主人と従者(娘の恋と従者たち—『粉河寺縁起』を読む;「大袋」の謎を解く—領主の暴力と拘禁;「やれ打つな蝿が手をする…」—中世民衆の拝礼の作法;甕と壷の風景)
  • 第2部 「愛」のかたち(さまざまなオンブ;匂いと口づけ;出産の情景—巫女・ウブスナ・後ろ抱き)
  • 第3部 塗篭と女の領域—『松崎天神縁起』の後妻と「まま子」

「BOOKデータベース」 より

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