社会評論・文化活動
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社会評論・文化活動
(若月俊一著作集 / 若月俊一著, 第7巻)
労働旬報社, 1986.11
- タイトル別名
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社会評論文化活動
- タイトル読み
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シャカイ ヒョウロン・ブンカ カツドウ
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内容説明・目次
内容説明
著者は、第一線医療の現場の中で、痛感しつづけてきた「全体的視野」の重要性を繰り返し説いている。それは特に、医療や医学のあり方が、近年あまりにもスペシャリゼーションがすすみ、専門化の中に埋没しすぎたことへの批判からはじまっている。現在の医者は、患者を生物学的にしか見ていない面が多い。ここに患者の不満がうっ積している。一方また、その医療の仕事全体も分割されて、治療、予防、リハビリテーション、福祉と、ばらばらに追求されている。しかもそれが、わが国の行政の官僚性に増幅されて、いっそうひどいものになっている。その根ぶかい矛盾を改善するために、医療と医学に従来欠除してきた、「全体性」と「社会性」の視野の重要性を説いている。
目次
- 地域に根づく医療を求めて
- 社会評論(歌わぬ自然;生産効率の論理と人間性の論理;小説『複合汚染』から学ぶもの—一農村医学者の立場から)
- 私と文化活動(文化活動と農民の意識変革;白衣の人びと;菊池貫平;志願兵;医科大学教室;老母暁に死す)
- 忘れえぬ人びと(ジャン・ワシェ;大槻菊男;曽田長宗;小宮義孝;大谷博信;塩川藤一;日向裕;平塚義一)
- 想い出の記(若き日の回想;一見習士官の唄える—1938年春)
「BOOKデータベース」 より