大鏡の人びと : 行動する一族

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大鏡の人びと : 行動する一族

渡辺実著

(中公新書, 830)

中央公論社, 1987.2

Title Transcription

オオカガミ ノ ヒトビト : コウドウ スル イチゾク

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Description and Table of Contents

Description

『大鏡』は平安朝への訣別の書であると共に、中世文学の開幕を予告する書である。『伊勢物語』が発見したみやびは『源氏物語』のもののあはれに発展し、長く王朝の生き方となった。その優美な平安的振舞いを否定してこの歴史物語が新しく生みだしたこころたましひは、激しく行動する逞しさを身上とする。次代の精神として開花する兆しがここにうかがわれる。藤原道長を頂点とする平安貴族たちの生き方に新しい人間像を読み解く。

Table of Contents

  • 序章 万寿2年のこと(物の怪の叫び;男の目)
  • 第1章 「みやび」のころ(風流貴族のなげき;天神の怒り;胸に打つ釘)
  • 第2章 「もののあはれ」のころ(上)(后のねたみ;「あまがへる」;帝王の「くるひ」)
  • 第3章 「もののあはれ」のころ(下)(敗者の気位;勝者の備わり)
  • 終章 「こころたましひ」のころ(別れの拍手)

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  • 中公新書

    中央公論社 1962-

    Available at 1 libraries

Details
  • NCID
    BN01036960
  • ISBN
    • 4121008308
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    202p
  • Size
    18cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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