藤村の世界 : 愛と告白の軌跡
著者
書誌事項
藤村の世界 : 愛と告白の軌跡
(研究叢書, 41)
和泉書院, 1987.3
- タイトル読み
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トウソン ノ セカイ : アイ ト コクハク ノ キセキ
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藤村の世界 : 愛と告白の軌跡
1987
限定公開 -
藤村の世界 : 愛と告白の軌跡
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内容説明・目次
内容説明
近代化と封建遺制が同居する時代の中で、藤村は、愛と性にまつわる自我の苦悩と彷徨の軌跡を描いた。本書は、愛・告白・漂泊を、作品理解のキーワードに据え、藤村が愛と人生をいかに展望し切り開いたかを究明した。
目次
- 1 青春の苦闘と蘇生—『若菜集』の主題と構造
- 2 秘密・発覚・告白—初期小説の方法 『緑葉集』から『破戒』へ
- 3 畏敬と反発—藤村の透谷像(『春』『桜の実の熟する時』を中心として;二つの透谷像とその思想的背景)
- 4 呪縛と破壊と解放(『家』の主題—旧家の倫理の貫徹;『新生』の渡仏動機—旧家の執権と不倫の恋;『新生』の意味するもの—旧家とその倫理の解体;『新生』におけるアベラールとエロイーズ—肉欲から生じた愛の倫理)
- 5 歴史と故郷への回帰(『夜明け前』の歴史観—「半蔵」と藤村の相違;『夜明け前』と栗本鋤雲)
「BOOKデータベース」 より