ハンガリー事件と日本 : 一九五六年・思想史的考察

書誌事項

ハンガリー事件と日本 : 一九五六年・思想史的考察

小島亮著

(中公新書, 844)

中央公論社, 1987.7

タイトル読み

ハンガリー ジケン ト ニホン : 1956ネン・シソウシテキ コウサツ

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注記

文献: p227-232

内容説明・目次

内容説明

1956年秋に勃発したハンガリー事件は、その劇的な相貌と当時の日本社会が変動期にさしかかっていた事実ゆえに、同時期の日本の思想・政治界に決定的な影響を与えた。当時の思想・政治の構造と関係性をシステマティックに捉えた本書は、「ハンガリー・ショック」の渦中に産声をあげた思想的ヌーベルバーグ、すなわちネオ・リアリズム論の諸形態とニュー・レフト理論の意義を検討する「思想の国際関係史」の新しい試みである。

目次

  • 序章 スターリン批判からハンガリー事件へ
  • 第1章 1956年の日本の思潮
  • 第2章 思想的ヌーベルバーグの誕生(佐々淳行の新保守主義;藤田省三の革命的現実主義;佐々木基一のネオ・リアリズム論;松下圭一の大衆社会論;梅棹忠夫の生態史観)
  • 第3章 社会党・自民党とハンガリー事件(社会党左派のハンガリー事件認識;社会党右派のハンガリー事件認識;中曽根康弘のハンガリー紀行;自民党のハンガリー事件認識;日本ハンガリー救援会)
  • 第4章 日本共産党とハンガリー事件
  • 第5章 ニュー・レフトの創成(2人の高校中退者—大池文雄と黒田寛一;黒田寛一と弁証法研究会)

「BOOKデータベース」 より

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