真昼の決闘 : 花田清輝・吉本隆明論争

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真昼の決闘 : 花田清輝・吉本隆明論争

好村冨士彦著

晶文社, 1986.5

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真昼の決闘 : 花田清輝吉本隆明論争

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マヒル ノ ケットウ : ハナダ キヨテル ヨシモト タカアキ ロンソウ

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歴戦の批評家・花田清輝vs若き批判者・吉本隆明—1956年から60年にかけて、この2人のあいだで激しい論争が展開された。文学者の戦争責任論に端を発し、政治と芸術運動をめぐってなされたその応酬は、最後には吉本の勝利を強く引象づけるような、花田の撤退とともに終結した。この論争はどんなものだったのか?花田はなぜ負けたのか?吉本は本当に勝ったのか?この伝説的論争の現代的な意味をさぐり、ラストシーンに隠されていた秘密を発見する。

Table of Contents

  • 1 誰が勝者か
  • 2 戦争責任論の提起
  • 3 日本共産党の戦後責任
  • 4 吉本理論の功罪
  • 5 はじめての鞘当て
  • 6 モラリスト批判
  • 7 近代主義者(!?)吉本隆明
  • 8 挑発者(!?)花田清輝
  • 9 論争の外野席—反日共の学生戦線
  • 10 吉本隆明の最初の反撃
  • 11 不思議な打撃の効果
  • 12 冬枯れの軽井沢
  • 13 綱領論争を知らない花田清輝(!?)
  • 14 吉本隆明「転向論」をめぐって
  • 15 裁かれたファシスト花田清輝(!?)
  • 16 「意地悪じいさん」花田清輝の演技力
  • 17 吉本隆明の「自立」への道
  • 18 吉本隆明の知的退廃
  • 19 ユートピアとしての共同体
  • 補論 転形期の批評家 花田清輝

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