南山城の歴史的景観

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南山城の歴史的景観

乾幸次著

古今書院, 1987.2

タイトル読み

ミナミヤマシロ ノ レキシテキ ケイカン

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内容説明・目次

内容説明

筆者は、南山城を研究地域にえらび、フィールドを通じて、過去から現代に至るまで、人々の生活・文化・産業などにわたって、人間活動のあとを、自然・人文の両側面から研究調査を行い、景観の復原とその変遷史にとりくんできた。本書は、南山城における各時代ごとの地域的空間組織、とくに歴史的景観を復原し、景観の進展のあとをたどろうとするものである。あわせて、地域開発と歴史的景観の保存・調和の問題にもふれている。

目次

  • 南山城(南やましろ)とその歴史的景観
  • 南山城の地形環境(地形環境と人間の生活舞台;“人工的河川”天井川形成の諸問題;木津川後背湿地の悪水抜井路論争)
  • 古道とその歴史的景観(ふみわけ道と作り道;「久世乃鷺坂」考;井手の“くるまみち”と“井堤之中路”;奈良期の田原道考;賀世山西道・恭仁京東北道)
  • 中世の歴史的景観(井手扇状地における初期庄園;環濠集落;中世の城郭)
  • 近世の水陸交通とその景観(近世の木津川舟運;近世の大和街道の宿駅とその助郷)
  • 近現代の景観(山城盆地南部における明治期の商業的農業;山城盆地南部の低湿地にみられる明治・大正期の梨樹栽培;巨椋池干拓と干拓地開発の諸問題)

「BOOKデータベース」 より

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