写楽は歌麿である
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写楽は歌麿である
新人物往来社, 1987.10
- タイトル読み
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シャラク ワ ウタマロ デ アル
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注記
〈付表〉蔦屋、歌麿、京伝、豊国関係略年表:p264〜271
内容説明・目次
内容説明
これまでの諸説には、共通の重大な欠陥がある。それは「写楽開版の直前に、歌麿は専属を強いる蔦屋に反抗、とび出した」という説に立脚している点である。しかし、歌麿は蔦屋をとび出してはいない。それどころか、歌麿は「写楽」という仮面をかぶって、あの役者錦絵の傑作を描いていたのだ。歌麿の肉筆画、諸資料の精査によって、謎の天才絵師・写楽が美人画の巨匠・歌麿であることを立証する知的冒険に満ちた衝撃作!
目次
- 第1章 写楽論の原点
- 第2章 既往の写楽説
- 第3章 歌舞伎役者説(池田満寿夫氏の中村比蔵説;梅原猛氏による池田説批判;谷峯蔵氏の池田説批判)
- 第4章 絵師説
- 第5章 山東京伝説
- 第6章 歌麿、蔦屋「とび出し」説とその批判
- 第7章 歌麿の実像を発掘する
- 第8章 梅原氏の写楽=豊国説
- 第9章 写楽絵と三人の絵の比較
- 第10章 写楽=歌麿説の六要件
- 第11章 写楽絵の命運
- 〈追記〉渡辺保氏の『東洲済写楽』について
「BOOKデータベース」 より