閉じた世界から無限宇宙へ
著者
書誌事項
閉じた世界から無限宇宙へ
みすず書房, 1973.10
- タイトル別名
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From the closed world to the infinite universe
- タイトル読み
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トジタ セカイ カラ ムゲン ウチュウ エ
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内容説明・目次
内容説明
本書は、17世紀における知的変革の基礎構造を、中世の閉じた階層的世界像から、近代の無限にして一様な宇宙像への移行としてとらえ、その移行過程を15世紀中葉のクサのニコラウスから、18世紀初葉のクラーク、ライプニッツ間の論争にいたるまで、一次資料そのものを豊富に用いて詳細に論じている。17世紀思想史研究に重要な貢献をなした注目の書である。
目次
- 1 天空と天界—クサのニコラウスとマルケルス・パリンゲニウス
- 2 新天文学と新形而上学—N.コペルニクス、Th.ディゲス、G.ブルーノ、W.ギルバート
- 3 新形而上学に対立する新天文学—ヨハンネス・ケプラーによる無限の排斥
- 4 以前には見られなかった諸物と以前には考えられなかった諸思想—ガリレオとデカルト
- 5 無際限な延長か無限な空間か—デカルトとヘンリー・モア
- 6 神と空間、精神と物質—ヘンリー・モア
- 7 絶対空間、絶対時間とそれらの神に対する関係—マルブランシュ、ニュートン、ベントリー
- 8 空間の神格化—ジョゼフ・ラフソン
- 9 神と世界—アイザック・ニュートン
- 10 絶対空間と絶対時間—バークリーとニュートン
- 11 就業日の神と休息日の神—ニュートンとライプニッツ
「BOOKデータベース」 より