投資と金融 : 資本主義経済の不安定性

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投資と金融 : 資本主義経済の不安定性

H.P.ミンスキー著 ; 岩佐代市訳

(ポスト・ケインジアン叢書, 18)

日本経済評論社, 1988.2

Other Title

Can "it" happen again? : essays on instability and finance

Title Transcription

トウシ ト キンユウ : シホン シュギ ケイザイ ノ フアンテイセイ

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Note

原著者の肖像あり

参考文献: p411-421

原著者の主要著作目録: p441-446

人名索引: p447-448

事項索引: p449-450

索引: p451-462

Description and Table of Contents

Description

「金融的不安定性仮説」を提起した初期の代表的論文を中心に構成。企業投資活動・資産所有者のポートフォリオ選択行動、そしてこれら諸活動のための金融活動を中心に貨幣経済を分析する枠組みを構築。不確実性の存在、経済成果に依存して内生的に変化する主体のリスク選好態度、金融革新を通じ内生的に変化する金融制度等を前提に、資産ストックと資金フローの交錯およびさまざまのキャッシュフローを媒介とする経済主体間の取引の重層化から、金融システム不安定化の蓋然性を説き明かす。金融自由化で不確実性が高まりつつある今日、市場経済における金融過程の本質を深く考察するのに格好の書物である。

Table of Contents

  • 第1章 大恐慌の再来はあるか
  • 第2章 金融と利潤—変質する合衆国の景気循環
  • 第3章 金融的不安定性の仮説—「標準理論」に代わるケインズ解釈
  • 第4章 資本主義的金融過程と資本主義経済の不安定性
  • 第5章 金融的不安定性仮説の再述
  • 第6章 金融的不安定性仮説の再考—「惨事の経済学」
  • 第7章 中央銀行業務と貨幣市場の変容
  • 第8章 金融政策権限行動の新しい様式
  • 第9章 ディレンマのなかの連邦準備制度
  • 第10章 ケインズ投資理論の解明
  • 第11章 代替的な金融方式と加速度原理モデル
  • 第12章 単純な成長モデルと循環モデルの統合
  • 第13章 民間部門の資産管理と金融政策の有効性—理論と実際

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