夜と霧の人間劇 : バルビイ裁判のなかのフランス

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夜と霧の人間劇 : バルビイ裁判のなかのフランス

藤村信著

(パリ通信 / 藤村信著)

岩波書店, 1988.2

タイトル読み

ヨル ト キリ ノ ニンゲンゲキ : バルビイ サイバン ノ ナカ ノ フランス

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注記

1938年-1944年フランスとヨーロッパ略年表: 巻末p1-5, 文献: 巻末p6

内容説明・目次

内容説明

ナチズムは既に遠い過去のものであるのか?最近の元親衛隊員バルビイの裁判、ワルトハイムの経歴詐称事件は、改めてこの問題を問い直した。本書は、夜と霧の時代、ナスチ占領下のフランスとオーストリアの抵抗者、協力者などの様々な人々のドラマを再現する。レジスタンスの神話と占領の犠牲者という神話の下で、楽しからぬ過去の忘却の上になりたつ現代の状況の危うさを、両事件を通して語りかける好エッセイ。《パリ通信》第8集。

目次

  • ヒトラーは敗れたのか?—まえがきにかえて
  • 1 現代史の裏面(親衛隊中尉;ジャン・ムーラン;痛みと憐れみと)
  • 2 ねずみの道 ある暗夜行路(義務と模範;ドン クラウス;ベアーテとウーテ)
  • 3 裁きを裁くもの(審判;人道に背いた罪;墓場のない死者)
  • 4 英雄と裏切者の間(運命の逆転;ユダは存在するか;抵抗のなかの抵抗;さまざまな疑問)
  • 5 美しく暗きドナウ—ワルトハイム事件と戦争責任(三つの陰翳;コンセンサスの裏側;ナチスの過去;アンシュルス;ナチズムの源流)
  • 主要な参考文献—1939年—1944年フランスとヨーロッパ略年表

「BOOKデータベース」 より

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