漱石文学の研究 : 表現を軸として
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漱石文学の研究 : 表現を軸として
明治書院, 1988.2
- タイトル読み
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ソウセキ ブンガク ノ ケンキュウ : ヒョウゲン オ ジク トシテ
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内容説明・目次
目次
- 序説 研究方法について
- 第1部 作家意識と方法の形成過程(文体の形成;「吾輩は猫である」の成立基盤;『漾虚集』の性格;「坊っちゃん」と漱石;「草枕」の基底;余裕の文学—「二百十日」;作家的出発と「野分」;漱石の作家的出発)
- 第2部 展開期における作家漱石の思惟構造—絶対語「自然」「天」を通して(初期の展望;「自然」と「詩」—「虞美人草」の人物像;「坑夫」の支柱;青春の彷徨—「三四郎」;絶対世界への踏み出し—「それから」;内なる絶対—「門」;畏怖のモチーフ—「彼岸過迄」;近代人の苦悩—「行人」;一つの終局—「こゝろ」;絶対世界の行方—「道草」と「明暗」)
- 第3部 到達期の核—「実質の論理」と「相対把握」(懐疑と信愛—「こゝろ」;知性の否定と認容—「道草」;生の実相—「明暗」;到達期の叙法)
- 第4部 前意識と表現—「夢十夜」の世界(「夢十夜」の構想—第一夜・第七夜を中心として;第三夜の背景;「夢十夜」における夢と実人生)
- 第5部 同時代における漱石文学の位置(明治青春小説の描写手法;「道草」と「家」;漱石と写生文派)
- 結語 漱石の表現特性
「BOOKデータベース」 より