遥かなる美の国泰淳論

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遥かなる美の国泰淳論

川西政明著

福武書店, 1987.7

タイトル読み

ハルカナル ビ ノ クニ タイジュン ロン

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内容説明・目次

内容説明

泰淳は、日本を美の国として愛した。中国を美の国として愛した。ギリシアを美の国として愛した。美の国は、日本の、中国の、西洋の文明の一つの根源であるから。だが泰淳は、美の国日本、美の国中国、美の国ギリシアを、いずれもそれ一つとして愛したのではなかった。泰淳は、日本、中国、ギリシア、三つ美の国によって形成され、変形され、さらに形成される混沌たる原始をこそ愛した。そこに日本、中国、ギリシア、それは日本と東洋と西洋といいかえてもいいのだが、それらいずれにも属さず、そのいずれにも属する遥かなる美の国を創造したのだ。

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN02077679
  • ISBN
    • 4828822313
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    250p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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