世紀末ウィーンの精神と性

書誌事項

世紀末ウィーンの精神と性

ニーケ・ワーグナー原著 ; 菊盛英夫訳

筑摩書房, 1988.3

タイトル別名

Geist und Geschlecht

タイトル読み

セイキマツ ウィーン ノ セイシン ト セイ

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内容説明・目次

内容説明

ニーケ・ワーグナーはカール・クラウスの性愛と性欲に対する関係—クラウスはこの問題を「精神と性」という対概念によってとらえている—を分析する。これまで、性愛理論家クラウスは諷刺家、論争家、文化批判者、言語芸術家の影にかくれ、エロティシズムに対する関係が取りあげられても、婦人憎悪者か婦人の奴隷と見なされていた。同一人物のこのように矛盾して見える行動の根底にはいったいいかなる考えがあったのか。本書はこれを追究しようとする。

目次

  • 1 エロスとドクサ(「性の問題」;近代芸術の論文;「破壊された文学」;ウィーンのエローティク)
  • 2 エロスとテミス(性科学者たち;女性たちの記録;アンニー・カルマルとそれに続く女たち;フロイトと共に、フロイトに反対して)
  • 3 エロスとロゴス(女という謎;クラウス、ヴァイニンガーを読む;女衒、娼婦、顧客、または真の愛;ヴェーデキントと共に、ヴェーデキントに反対して;箴言と反論)

「BOOKデータベース」 より

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