神々と獣たち : ナチ・オカルティズムの謎
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神々と獣たち : ナチ・オカルティズムの謎
大陸書房, 1988.5
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Gods and beasts : the Nazis and the Occult
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カミガミ ト ケモノタチ : ナチ オカルティズム ノ ナゾ
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Description and Table of Contents
Description
ヒトラーと大虐殺。一個人の生と600万人の死。ヒトラーを一つの偉大なる国家に疑問の余地なき服従へと追いこんだものとはいったい何であったか。スクラーはオカルティズムという暗黒面にその答を見い出した。ナチズムは「純粋な」アーリア民族と「亜人種」のユダヤ民族との摩擦が、神神と獣たちとの間にくりひろげられた、古代から続く超自然的な戦いである、と信じた一つのオカルト団体に、その源を発していた。気鋭のアメリカ女流ジャーナリストによるナチ・オカルティズムへの果敢なる挑戦の書。
Table of Contents
- 第1章 秘められたルーツを探る(ナチとオカルティズムとのミッシング・リンク;オカルト諸団体の勃興)
- 第2章 巨人たちの時代(危険なる人種イデオロギーの勃興;社会ダーウィニズムのドイツにおける展開)
- 第3章 神々と獣たち(ウィーン時代のヒトラー;雑誌「オスターラ」にみるランツの人種思想)
- 第4章 トゥーレ協会(セポッテンドルフのユダヤ、フリーメーソンのとらえ方;トゥーレ協会にみる儀式;全体主義への道程)
- 第5章 賎民から超人への飛躍(第一次大戦終結までの「トゥーレ協会」の展開;「トゥーレ協会」から国家社会主義ドイツ労働者党へ)
- 相6章 残忍なる救世主(蔵書にみるヒトラーのオカルティズム;民主主義に対する解毒剤)
- 第7章 チベットの知恵とドイツ人の愚かさとの遭偶(ヘスとヒトラーとの出会い;ハウスホッファーの「生存圏」理論)
- 第8章 アトランティス、支配民族の故郷(ハンス・ヘルビガー理論の使命;ナチによるヘルビガー理論の神話化)
- 第9章 服従する人間(ヒムラーの反ユダヤ主義への傾斜;中世の秘密結社の妄想)
- 第10章 黒の騎士たち(SS隊員となるため苛酷な条件;SSの秘教的儀式)
- 第11章 少年十字軍(第一次大戦後のドイツ青年運動の特徴;ドイツ青年運動の政治化)
- 第12章 第三帝国の予言者たち(動物磁気治療の流行;さまざまな霊能者たちの登場;占星術に望みをかけるドイツ人)
- 第13章 ユングとアーリア民族の無意識の世界(ユングの神秘主義への傾倒;ユングとナチズムとの合致点)
- 第14章 悪魔としてのエホバ(悪魔の子としてのユダヤ;グノーシス思想のナチズムへの影響)
- 第15章 従順なる大衆をつくること
- 第16章 現代のオカルト結社(統一教会のアメリカでの活動;マハリシ・マヘシュ・ヨギのTM〈超越瞑想〉;ワーナー・ハンス・エルハードのEST)
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