井伏鱒二 : 日常のモティーフ

書誌事項

井伏鱒二 : 日常のモティーフ

松本鶴雄著

(作家論叢書, 12)

沖積舎, 1988.6

タイトル読み

イブセ マスジ : ニチジョウ ノ モチーフ

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注記

井伏鱒二・事項照合年譜:p297-302

内容説明・目次

内容説明

『鯉』、『山椒魚』、『屋根の上のサワン』から出発した井伏文学。—その文体・ユーモア・ナンセンス・かなしみ・はにかみなど、ごく当り前の世界「日常性」をこちら側・向う側から照射した論考。

目次

  • 1章 仮構の向う側の「日常性」—「へんろう宿」から「黒い雨」にいたる構造
  • 2章 人称、視点とナラトロジイ—「武州鉢形成」と「黒い雨」の仕掛け
  • 3章 「山椒魚」の前史周辺—「幽閉」の原景と生涯最初の挫折体験
  • 4章 「山椒魚」よ、どこへ行く—作品は誰のものか、または削除をめぐる比較論
  • 5章 昭和初頭のマルクス主義的体験—創作集「夜ふけと梅の花」、「ざさなみ軍記」の隠れた地平
  • 6章 ユーモアとナンセンスからの出発—「鯉」、「山椒魚」、「屋根の上のサワン」の心象
  • 7章 ユーモア表現とガリヴァー的視点—寺田透「井伏鱒二論」を中心に
  • 8章 年代別にみるユーモアの四型態—特に詩作品や「遥拝隊長」を例に
  • 9章 日常からの疎外と回帰—「ジョン万次郎漂流記」と「漂民宇三郎」
  • 10章 性格悲劇と文体論的異同—作品による井伏鱒二・太宰治対比論
  • 11章 旧知のわずらわしさと「家庭の幸福」—井伏鱒二と太宰治の人間関係
  • 12章 詩論=「おまじない」の半世紀有余—「厄除け詩集」と小説群の相関性
  • 13章 饑堺餓と戦乱の二大モティーフ—「岳麓点描」「鞆ノ津茶会記」論
  • 井伏鱒二・事項昭合年譜

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN02438573
  • ISBN
    • 4806070122
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    307p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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