魔界水滸伝

著者

• 栗本, 薫 クリモト, カオル

書誌事項

魔界水滸伝

栗本薫著

（カドカワノベルズ）

角川書店, 1981.11-1991.6

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タイトル読み

マカイ スイコデン

内容説明・目次

巻冊次

11 ISBN 9784047709119

内容説明

ついに、人類の世紀は終った。祈る者たちの術もなく、空は灼かれ地は引き裂かれ、屍の腐臭に満ちた廃墟はやがてあらたな悪夢の次元にのまれていった。成層圏の遥か上空では、侵略の巨魁クトゥルーとの闘いに、みづち一族の若長・北斗多一郎が断末魔の叫びをあげ、封じこめられていた〈古き者たち〉は、地上に復活の日をみた。だが、太平洋の深海５千メートルには、最後の人智があった。安西雄介ひきいる潜水空母アークに搭乗した４００有余名の「地球軍」である。魔界と人界の交錯する時がきたのだ—。現代の語部が贈る、空前の伝奇ＳＦ巨編。

巻冊次

12 ISBN 9784047709126

内容説明

１９８Ｘ年、クトゥルーの侵寇による大壊滅の年より１年の月日が流れた。営々と築きあげた人類文明は一朝の内に灰に帰り、回復不能な被害を受けた—かに見えた。だが、豪州には『人類戦線』が、遥か月面にはＷＷＳＡが、太平洋上の潜水空母アーク号には加賀四郎率いる“地球軍”の姿があった。《ダーク・パワー》の席巻を被った日本には、安西が存在を超えるべく悟りの中にいた。そして北斗は魔界の轍から、新たなる闘いの時を待していた。ここに時空を越えた壮大なる妖怪戦争の火蓋が切って落とされたのだ。現代の語部が放つ空前の伝奇ＳＦ巨編、第２部「地球聖戦編」待望の開幕。

巻冊次

13 ISBN 9784047709133

内容説明

太平洋を南下する潜水空母アーク号めがけて、いましも１本のミサイルが飛来した。それは、月面に基地を構え、虎視眈々と地球の覇権をねらうＷＷＳＡ—ネオ・テラ帝国からの脅迫であった。前に《ダーク・パワー》、頭上にネオ・テラ帝国、背腹を敵にはさまれた地球軍の取るべき道は、隷属か、さもなくば反攻か？結成以来はじめての危機を迎えた地球軍にあって、智将・加賀四郎はついに決断を下すのであった—“敵は月面にあり！”と。風雲急を告げる地球聖戦、“魔の黙示録”いよいよ佳境へ！

巻冊次

14 ISBN 9784047709140

内容説明

月面ＷＷＳＡ基地を占拠され、その最後通牒に示された刻まで僅か数時間。さらに地球防衛軍の母体《アーク》までもが、クトゥルーにマインド・コントロールされた反乱軍により席捲されつつあった。そして地球存亡の鍵を握る尖兵となるべき、みづちの若長・多一郎も既に侵略軍の手に堕ち、亜空間に最後の尊厳たる叫びをあげていた。異次元に封じ込められた安西、そして加賀率いる地球軍の頭脳達は、巨大なエネルギー変動に乗じて、錯綜する時空の結界をつき抜け反撃に打ち出る。安西は《アーク》奪回へ。加賀は先住者次元・高千穂の宮へ。しかし、そこには…。人気頂点、現代の語部が贈る絢瀾たる伝奇ＳＦ巨編、待望の１４弾。

巻冊次

15 ISBN 9784047709157

内容説明

我らが目指すは魔の都・破里—見る影もなく破壊され尽くした神州日本で、強力なダーク・パワーさえもつぶすことができなかった魔界・不二の宮から、安星雄介、位吹風太ら、七名の勇士たちの満を持した反撃が、ついに開始された。敵の首魁クトウゥルーの手から、一刻に早く、罠にはまり異次元の虜囚となった、みづちの若長・北斗多一郎を救出しなければならい。彼らを待ちうけているものは…。新たな冒険がはじまる、絢爛たる伝奇ＳＦ巨編、待望の第１５弾。

巻冊次

16 ISBN 9784047709164

内容説明

夢魔に呑まれ、新たな産声をあげた魔都・破里。その中枢、魔界王宮は次元回廊への扉でもあった。加賀率いる７人の戦士は、クトゥルー次元に幽閉された多一郎、そして哀訴の念波を送り続ける美少女セイヤ奪還のため、深遠なるダーク・テリトリーの異空を飛ぶ。果しなきゼリーの海。終わりなき虚無の時。無限の地平に彼等の見たものは暗黒都市という名の“摂理”であり“混沌”であった。地球防衛軍先鋭たちの命運は、無辺際の遥か彼方に花ひらく—。

巻冊次

17 ISBN 9784047709171

内容説明

突如、人界と魔界が遊離し始めた。神州の「会」ポイントは何処も虚無へと墜ち、魔都パリーも地殻変動に呑まれ朽ちてゆく。一方、魔界の深奥、怨敵クトゥルーの本殿ルルイエヘと到達した加賀と安西。そこには、人類最後の尖兵、みづちの若長・多一郎の変わり果てた姿があった。加賀は思惟と叡智の全てを賭けて弁舌する。これに感応し悟入した多一郎そして安西は、自らの姿を超エネルギー体へと変貌させてゆく。谺する烈日の叫び、時間と空間の一切が、この目眩く奔流に巻きこまれ、世界は再び大いなる滅裂へと向けて胎動し始めた—。

巻冊次

18 ISBN 9784047709188

内容説明

彼は、すべての記憶を喪くし、覚醒と混濁する意識の狭間にあった。彼—安西雄介は奇妙にして確固たる既視感を意識の底に抱きつつ、幾つもの次元を転移してゆく。「オレハダレダ」。太古の神州にスサの王という名の自我を見出す。悟入直前の悉多太子の血肉となる。悪魔と対峙するジーザス。時空連続体を彷徨しながら彼は今や、大いなる宇宙に紡がれた歴史の傍観者であり、自ら真理そのものでもあった。苦悩の叫びをあげ己れを問い、やがてこの世の開闢以来の宿敵・八岐を知り、未生と今生と来生、その自然律を悟る。現代の語部が、時空を超えた時間流を俯瞰して描く伝奇ＳＦ巨編。めくるめく感動をすべての読者へ。

巻冊次

19 ISBN 9784047709195

内容説明

ついに魔界は飛散し潰える時を迎えた。白い日輪と黒い日輪—雄介と多一郎の核融合により生じた次元嵐の前に、時間も空間も、いや宇宙全体が壊滅寸前の打撃を被り、激烈な衝撃波の内に火の鳥と化し身を呈した女〓さえも永きに亙る魂を自ら終熄させた。人界と魔界の絆は跡切れ、時間流、次元流すべての摂理は無と化した。が、無を超え断絶された時空に、戦士たちの息吹きがあった。雄介。竜二。加賀。風太。そして多一郎。命あるものの存在は、未生の世界の萌芽でもあった。怨敵クトゥルーすら彼等の思惟に賛意した。やがて彼等は出逢う。最終戦争の最中に虐殺された少年、涼。忘れさられた愛が、神が、彼等の前にあった—。

巻冊次

20 ISBN 9784047709201

内容説明

魔界さえも潰え、人間界も行方を断った。時同じくして再会を果した七つのものたち。眼下に拡がる巨大な海こそ、生命の源、万物の根源、惑星ユゴスであった。“混沌”の海に埋没してゆく多一郎…やがて、突き上げる歓喜を潜め、胎動の如きうねりが訪れた—。誕生—生誕—新生。ユゴスの大地に息吹く新しき生命をまもる七つのものたちは〈神〉に出逢った…かくて繰り返されてきた永遠の輪廻、終わりなき生命と死の輪舞。彼らは〈永却〉という何もない時空間の彼方へと旅立った。現代の語部が贈る絢爛たる伝奇ＳＦ巨編。第二部「地球聖戦編」ここに完結。

「BOOKデータベース」 より

• NII書誌ID(NCID): BN02559079
• ISBN:
  • 4047709018
  • 4047709026
  • 4047709034
  • 4047709069
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  • 4047709182
  • 4047709190
  • 4047709204
• 出版国コード: ja
• タイトル言語コード: jpn
• 本文言語コード: jpn
• 出版地: 東京
• ページ数/冊数: 冊
• 大きさ: 18cm
• 分類:
  • NDC8 : 913.6
  • NDLC : KH297
• 親書誌ID:
  • BN01749931