エロスなき母子癒着の病理 : 大人になれない青年たち
著者
書誌事項
エロスなき母子癒着の病理 : 大人になれない青年たち
大和出版, 1988.4
- タイトル読み
-
エロス ナキ ボシ ユチャク ノ ビョウリ : オトナ ニ ナレナイ セイネン タチ
大学図書館所蔵 全46件
  青森
  岩手
  宮城
  秋田
  山形
  福島
  茨城
  栃木
  群馬
  埼玉
  千葉
  東京
  神奈川
  新潟
  富山
  石川
  福井
  山梨
  長野
  岐阜
  静岡
  愛知
  三重
  滋賀
  京都
  大阪
  兵庫
  奈良
  和歌山
  鳥取
  島根
  岡山
  広島
  山口
  徳島
  香川
  愛媛
  高知
  福岡
  佐賀
  長崎
  熊本
  大分
  宮崎
  鹿児島
  沖縄
  韓国
  中国
  タイ
  イギリス
  ドイツ
  スイス
  フランス
  ベルギー
  オランダ
  スウェーデン
  ノルウェー
  アメリカ
この図書・雑誌をさがす
注記
『父よ、母よ、子よ』(潮文社昭和55年刊)の改題、改訂
内容説明・目次
内容説明
講義に出ても、懇親会には出ない。テニスのサークルで汗をかくが、部室には入らない。会食しながらの雑談ができない。—そういう、自力で人間関係を深められない青年が増えている。彼らは一見、母親とべたべたしているように見えるが、「僕たちには親子関係はなかった」と冷たく言い放つ。“信頼”を軸に家族を立て直す視点を提示。
目次
- 1章 〈母子癒着〉の構図—エロスを欠いた“母”の過剰な取り込み(漱石とカフカの場合—親が植えつける存在不安;子を拒否する母の3タイプ;「ふれ合い」恐怖の青年達;ひとり立ちすることへの恐怖;女々しさの露呈—ここ一番での逃亡;父を拒否するとき—共生から癒着へ)
- 2章 〈歪んだ家族〉の構図—“父”不在が引き起こす家庭崩壊(離散型の家族と画一型の家族;「閉ざされた」家族に多い幼児暴行;父親の重要性—“男らしさ”の注入;エディプス期固着—社会性の育たない青年達)
- 3章 〈信頼〉の構図—他を信じることが支えとなって蘇生する(“歯止め”のない青年達;他人への敵意—「自己臭症」の珍しい症状;強者志向の落し穴—対人恐怖の共通の心理;家族催眠—子供に“感情”を埋め込む;赤穂浪士の教訓—自分も他人もちょっとの差;依存対象の変化—それが“自立”である;アウシュビッツ・生き残りの教訓)
- 4章 典型としての三島—家族の“業”を一身に具現した過程(祖母の「いけにえ」としてのスタート;人工的自閉症;貧しい感情体験—つよい自己愛性格;子供時代の劣等感に挑む—生い立ちとの凄絶な闘い)
「BOOKデータベース」 より