甘えと反抗の心理
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書誌事項
甘えと反抗の心理
(講談社学術文庫, [839])
講談社, 1988.8
- タイトル読み
-
アマエ ト ハンコウ ノ シンリ
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内容説明・目次
内容説明
人間の体は時がたてば自然に成長するが、心はひとりでに成熟するわけではない。おとなしいよい子が、ある日突然家庭内暴力少年に変身することもあれば、社会を不安に陥れる凶行の陰に意外な甘え欲求が隠れていることもある。青年が成熟し自立することはいつの時代でも難しい。まして、引延ばされた青春期を送る現代日本の若者には、特に。〈甘え〉と〈反抗〉という相反する心の力学に注目し、人間の健康な自立への方途を探る有用の書。
目次
- 1 甘えと反抗
- 2 思春期の攻撃性
- 3 現代青年の精神状況
- 4 思春期の逸脱集団
- 5 校内暴力を考える
- 6 反抗の病理
- 7 自我同一性の病理
- 8 攻撃性と依存性
- 9 日本的と現代的と
- 10 総括の論理—連合赤軍リーダーの残したもの
- 11 青年の過渡的同一性—大江文学の心的構造
「BOOKデータベース」 より