都市緑地
著者
書誌事項
都市緑地
鹿島出版会, 1988.9
- タイトル読み
-
トシ リョクチ
大学図書館所蔵 件 / 全107件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
この本は、環境と人間のかかわりの中での、都市緑地の意味と形態を追究したものである。今日までの日本の都市づくりは、施設づくりに重点が置かれ、環境づくりにはあまり熱心でなかった。能率性が優先され、安定性・健康性・快適性などがなおざりにされてきた。そのため都市は故障だらけの機械に近づいてきたように思える。この機械的都市から人間の生活の悦びや温もりが感じとれる都市に改めるために緑地はどうあるべきかを考えてみたい。緑地計画の目的はいろいろあるが、ここでは都市美、アメニティ、自然・生態系、及びアクセスの4つを選び、これの意味、構造、特質等を追求し、緑地の在り方を考えるベースにしたい。
目次
- 第1章 計画方法の現状(緑地の概念;緑地の種類と分類;緑地の機能;緑地の計画;緑地計画標準、及び各種緑地の都市計画上の位置づけ;緑地地の効果の計量化の研究事例)
- 第2章 計画目標の基礎的考察(都市美について;都市のアメニティについて;生態系の保全について;都市のアクセスと歩行者空間)
- 第3章 日本の都市空間(都市空間の秩序の喪失;日本の都市づくりの特質;日本の都市景観の特質;オープンスペースのパターン)
- 第4章 新しい緑地計画の構想(都市化の動向と緑地計画の課題;新しい緑地計画の構想)
- 第5章 欧米の緑地計画事例(緑地計画事例の選択の考え方;欧米の緑地計画の考え方の重点;計画事例)
「BOOKデータベース」 より