白夜の廻廊 : 世紀末文学逍遥

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白夜の廻廊 : 世紀末文学逍遥

川村二郎著

岩波書店, 1988.10

タイトル読み

ビャクヤ ノ カイロウ : セイキマツ ブンガク ショウヨウ

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内容説明・目次

内容説明

隠れた世紀末の肖像。世紀末の狂熱の夜を訪れる静かな審美の時間…精神の白夜に、イギリス、ドイツ、日本文学の廻廊がうかぶ。怪奇幻想の美は、古典的調和への憧憬を軸としてめぐる万華鏡ではなかったか。逆光の世紀末紀行。

目次

  • 1 世紀末の周縁(ペイターの導き;プシュケーの美;「朝」の空白;並列する幻;詩的ドン・キホーテ;聖ダンディー;翻訳詩の機微;翻訳家杢太郎;詩とジンメル;渋く甘美な「歌」;「母の闇」と詩;赤き薔薇まず来る)
  • 2 生の薄明(〈美しくよき少年〉—ペイターのプラトン像に即して;ホフマンスタールと音楽;ホフマンスタールの遺作短篇について;アドルノとゲオルゲ;老いたる蕩児の春の夢—シュニッツラーのカザノヴァ物語)

「BOOKデータベース」 より

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