賢治奏鳴 : essays on Miyazawa Kenji
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賢治奏鳴 : essays on Miyazawa Kenji
有精堂出版, 1988.9
- タイトル読み
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ケンジ ソウメイ : essays on Miyazawa Kenji
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内容説明・目次
内容説明
宮沢賢治の表出したコスモスは、奥行きの深い不思議な魅力を湛えた四次元である。彼が心身を削って書いたものは読者の〈わたくしといふ現象〉に応じた相貌を示す。この〈賢治コスモス〉に魅せられた外国人・在外日本人研究者達が、力を尽して賢治の光芒と陰影を闡明しようとした13篇の力作研究論文を収録した。
目次
- 序 奏鳴への序曲(原子朗)
- 溶媒と沈澱—『春と修羅』第1集の世界(サラ・M.ストロング)
- 〈暗くけはしいみち〉への道—『春と修羅』第2集の頃(ジェイムズ・R.モリタ)
- 賢治詩の諸相(ジェイムズ オブライエン)
- 宮沢賢治の詩論—西洋文学の視点から(上田真)
- 賢治のスタイルとイノセンス(萩原孝雄)
- 「法華文学」の種—賢治文学における宗教性(ジェレミイ・ギディングズ)
- 大地への倫理—あしたの世界のまことと美との模型(キャレン・コリガン=テイラー)
- 宮沢賢治の童話について—花巻にて1982年8月1日(シャスティーン ヴィデーウス)
- 宮沢賢治の浪漫主義(デニス・ウォッシュバーン)
- 宮沢賢治における象徴—後期形『銀河鉄道の夜』導入部を中心に(萩原孝雄)
- 賢治とスナイダー—翻訳の技巧(ジヨン・ラキュア)
- 賢治の短歌と短歌の英訳(佐藤紘彰)
- 宮沢賢治作品の翻訳と研究の歴史(ジェイムズ・R.モリタ)
「BOOKデータベース」 より