書誌事項

私の見た東京裁判

冨士信夫 [著]

(講談社学術文庫, [841-842])

講談社, 1988.8-1988.9

タイトル別名

私の見た東京裁判

裁きの庭に通い続けて

タイトル読み

ワタクシ ノ ミタ トウキョウ サイバン

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注記

「裁きの庭に通い続けて」(冨士信夫昭和61年刊)の改題

参考文献等: 下巻p590-592

シリーズ番号はカバーによる

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784061588417

内容説明

東京裁判とは、いったい何だったのだろうか。著者は元海軍少佐。終戦後、第二次復員省の戦争裁判関係の事務を処理する大臣官房臨時調査部の法廷係として、東京裁判を傍聴し、概要を調査部に伝える任務をあたえられた。東京裁判の開廷から立証、論告、判決にいたる全審理を傍聴人席から冷静な眼で見守り続けた著者は、当時の克明な観察記録と法廷速記録の引用をもとに、ここに見事にその姿を再現した。東京裁判の真実を明かす必読の書。

目次

  • 開廷、罪状認否、裁判所の管轄権を巡る法律論争
  • 検察側の立証を追って(キーナン首席検察官の冒頭陳述;「日本の政治及び輿論の戦争への編成替」に関する立証;「満州における軍事的侵略」に関する立証;「満州国建国事情」に関する立証;「南京虐殺事件」に関する立証 ほか)
  • 公訴棄却に関する動機
  • 一般問題に関する弁護側立証(清瀬弁護人の冒頭陳述;満州及び満州国に関する立証;中華民国に関する立証;ソ連邦に関する立証 ほか)
巻冊次

下 ISBN 9784061588424

内容説明

読者は先ず目次にも眼を通して頂きたい。通例の書物の目次に対するのとは少しく違った、然るべき注意を以てそれを読み、東京裁判なるものの全体の枠組と経過とを先ず把握し、その上で、その各段階でどの様な事が起り、論ぜられ、判断され、認識されたのかという次第を虚心に追求してみて頂きたい。傍聴人席から見た東京裁判。

目次

  • 6 被告の個人立証(木戸幸一被告;嶋田繁太郎被告;東郷茂徳被告;東条英機被告;ウエッブ裁判長の一時帰国)
  • 7 検察側反駁立証
  • 8 弁護側再反駁立証
  • 9 検察側最終論告
  • 10 弁護側最終弁論
  • 11 弁護側最終弁論に対する検察側回答
  • 12 判決を待つ間(天皇の戦争責任と退位問題;刑の量定についての報道;米人弁護人罷免問題)
  • 13 判決
  • 14 刑の執行とその後

「BOOKデータベース」 より

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