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みだれ髪の系譜

芳賀徹 [著]

(講談社学術文庫)

講談社, 1988.10

Title Transcription

ミダレガミ ノ ケイフ

Available at  / 95 libraries

Note

付: 参考文献

「みだれ髪の系譜」(美術公論社, 1981)の文庫版

Description and Table of Contents

Description

くろ髪の千すぢの髪のみだれ髪…与謝野晶子が謳いあげた女の黒髪、その官能の源流を追って、著者は蕪村、新古今へと溯行し、さらに西欧に目を転ずる。流れる髪の妖艶美は、東西の19世紀末画家達の好んで描くところでもあった。日本人の心に受け継がれた、切々たる情緒の流れを縦糸に、西洋との邂逅を横糸に、あでやかに織りなす詩と絵画の比較文化史。晶子論に新境地を拓く表題論文ほか、荷風、浮世絵等をめぐる論考を収録する。

Table of Contents

  • 1 詩の十字路(みだれ髪の系譜—蕉村・晶子・アールヌーヴォー;かなしい遠景—ビアード博士と朔太郎;淡青い空—立原道造の手紙から;六月のユートピア—茨木のり子の詩一篇)
  • 2 訳詩のなかの日本(秋の歌—日本と西洋;「ぴあの」の詩—永井荷風とヴェルレーヌ)
  • 3 ヨーロッパをこえて(ルソーの桃源郷—サン・ピエール島の「間適」;ズライカ讃歌—ゲーテの『西東詩集』より)
  • 4 異郷の日本美術(コネティカットの大正版画;オクラホマの若沖;ライデンの川原慶賀)
  • 5 夜半亭のほとり(パクス・トクガワーナ〔徳川の平和〕;徳川日本を映す小さな詩群;おもたき琵琶—蕪村の発句;夜半亭蕪村の手紙;蕪村とラルボー—夜明けの詩;蕪村・大祇・白雄—俳諧を「読む」;口腹の俳諧・幸福の文芸)

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Details

  • NCID
    BN02869779
  • ISBN
    • 406158846X
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    398p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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