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野呂栄太郎とその時代

鷲田小弥太著

(道新選書, 11)

北海道新聞社, 1988.11

タイトル読み

ノロ エイタロウ ト ソノ ジダイ

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注記

関谷留作略年譜: p231-233

参考文献: p274-276

内容説明・目次

内容説明

昭和初期、権力の弾圧にも屈せず、不朽の名著「日本資本主義発達史」を残して獄死した北海道が生んだ天才マルキシスト—その人と時代を描いた異色の評伝。

目次

  • 第1章 開拓民の子と秀才の間で(「世紀末」の子;教育一家;「自由主義的」校風)
  • 第2章 マルクス主義者への道程(高校あるいは大学予科受験;日本帝国主義;社会運動の展開;日本共産党の結成;有島武郎の農地解放;野坂参三の特別講義;マルクス主義者への道)
  • 第3章 マルクス主義徒弟時代(関東大震災の余波;産業労働調査所;猪俣津南雄;「単一無産政党」樹立運動;「恩師」と「塾生」)
  • 第4章 野呂の理論上の変遷(「二七年テーゼ」の思考;猪俣と野呂の差異;『日本資本主義発達史講座』)
  • 第5章 もう一つの『日本資本主義発達史』—関矢留作(忘れられた理論家;中学・高校での思想遍歴;プロレタリア科学研究所;獄中ノート;死—野呂と猪俣)
  • 第6章 日本共産党中央委員長への道(入党—31年;「無名の若いマルクス主義者」;『日本資本主義発達史』の刊行;党再建・拡大とスパイM;党員としての活動開始—岩田義道と;党中央の崩壊—「熱海事件」;負の教訓—組織の「解体者」)

「BOOKデータベース」 より

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