探偵のクリティック : 昭和文学の臨界 : 絓秀実評論集

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探偵のクリティック : 昭和文学の臨界 : 絓秀実評論集

絓秀実著

(「昭和」のクリティック)

思潮社, 1988.7

Title Transcription

タンテイ ノ クリティック : ショウワ ブンガク ノ リンカイ : スガ ヒデミ ヒョウロンシュウ

Available at  / 43 libraries

Description and Table of Contents

Description

小林秀雄、横光利一、稲垣足穂、江戸川乱歩、小栗虫太郎から、平野謙、吉本隆明、磯田光一まで、〈昭和〉の文学や批評の中で確立された〈自己意識〉という呪縛の構造を読み解き、その臨界点を明示する。時代とテクストの迷路を回遊する探偵のイレギュラーな知が、労働に奉仕するレギュラーな知の在り方を打開する。新しくかつ自在、いかがわしくかつペダンティックな批評宣言。

Table of Contents

  • 序章 自己意識の覚醒(自己意識の覚醒—昭和文学の臨界)
  • 第1章 自己意識の酷使—横光利一(「純純小説論」まで;『上海』まで;書く「機械」)
  • 第2章 AerO‐Plane—稲垣足穂(前衛と遅れ;性と死)
  • 第3章 探偵のクリティック(探偵のクリティツク—批評の系譜)
  • 第4章 貴種流離のパラドックス(貴種流離のパラドックス—磯田光一と「昭和」)

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