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近世北海道行刑史

中河原喬著

同成社, 1988.12

タイトル読み

キンセイ ホッカイドウ ギョウケイシ

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内容説明・目次

内容説明

本著は、近世初期北海道渡島半島の一隅を占拠した、和人集団の頭領松前氏の藩創成より、江戸幕府崩壊まで二転三転する為政者の、蝦夷地開拓の大義名分を隠れ蓑に行われた、収奪の歴史的経緯を見、その空間に起こる犯罪と刑罰の有り方を探り、牢屋敷の実態に触れ、幕末に設置された石炭掘寄場・人足寄場の、刑事政策的効用と、その今日的意義を探究するものである。

目次

  • 序章 松前藩創立(和人の蝦夷地との接触;商場知行制から場所請負制への移行)
  • 第1章 幕府直轄後の刑事政策と犯罪動向(蝦夷地施政の確立;住民構造と経済的社会環境;犯罪現象;無判者)
  • 第2章 町奉行と町役人—警察的機能(城下機構;地方機構;町役人)
  • 第3章 獄制(牢屋敷;牢屋職制;牢囚の処遇)
  • 第4章 寄場(石炭掘寄場—炭山役夫;人足寄場)
  • 史料編

「BOOKデータベース」 より

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