井上博士と基督教徒 : 一名「教育と宗教の衡突」顛末及評論
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書誌事項
井上博士と基督教徒 : 一名「教育と宗教の衡突」顛末及評論
(Misuzu reprints, 16,
みすず書房, 1988
- 正・続
- 収結編
- タイトル読み
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イノウエ ハクシ ト キリスト キョウト : イチメイ キョウイク ト シュウキョウ ノ ショウトツ テンマツ オヨビ ヒョウロン
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注記
哲学書院 明治26年刊の復刻
月報あり
内容説明・目次
- 巻冊次
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正・続 ISBN 9784622026860
内容説明
「教育と宗教の衝突」をめぐる明治25(1892)年にはじまる論争は、近代日本における思想と言論と信仰の自由、人権の根本に触れる重要な意義を思想史において持つ。本書は「一名『教育と宗教の衝突』顛末及評論」を副題として、正続あわせて128篇の文章を収録する。問題提起の井上哲次郎はじめ、横井時雄、植村正久、大西祝、内村鑑三、高橋五郎、久津見蕨村、丸山通一、杉浦重剛らの文を含む。
目次
- 宗教と教育の関係に就て井上哲次郎氏の談話—教育時論
- 井上氏の談話を読む—教育時論(本多庸一)
- 徳育に関する時論と基督教—六合雑誌(横井時雄)
- 勅語と基督教(井上博士の意見を評す)同志社文学
- 日本の徳育問題—自由基督教
- 教育と宗教の衝突(井上哲次郎)
- 井上文学博士よりの書翰—教育時論
- 基督教と日本教育—聖書之友
- 俗党論—国民之友
- 基督教の蔓延に就きて—教育時論(蕨村居士)〔ほか〕
- 巻冊次
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収結編 ISBN 9784622026877
内容説明
1893年(明治26年)5月に第1冊、7月に第2冊、10月に第3冊、と時日をおかずたてつづけに出版された資料集は、問題がいかに白熱化したかを物語っている。明治史においては、維新の革命の必然的な思想的帰結としての、欧化主義と国粋主義の対立であり、議論である。それは近代日本の底流をなした大いなる時代の力の噴出と見ることができる。そのほぼ100年後の現在、その問題は、いぜんとして日本における普遍主義への傾向と、反普遍主義との対立に示唆を与えずにはいないだろう。
目次
- 今日の宗教論及ひ徳育論(植村正久)
- ベスタロッチの教育と宗教「日本評論」
- 曲学阿世とは何そ「仏教」
- 井上博士と基督教徒との論戦「仏教」
- 教育宗教の衝突「同志社文学」(柏木義円)
- 「教育と宗教の衝突」に就て「真仏教軍」
- 井上博士の教育宗教衝突論を評す(向軍治)
- 文学士沢柳政太郎氏の教育と宗教の衝突に関する意見「明教新誌」
- 耶蘇教愚痴をこぼす「明教新誌」
- 鳥尾将軍の演説を聞て所感を述ふ(英晋)〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より