百魔
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百魔
(講談社学術文庫, [816-817])
講談社, 1988
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ヒャクマ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784061588165
内容説明
明治・大正・昭和の3代に渡り一貫して政界の黒幕として活躍し、また小説家夢野久作の父としても知られた名代の壮士・其日庵杉山茂丸。本書はその杉山が、自らの政治活動のなかで出会った伊藤博文や星一といった著名な政治家や財界人を始め、無名の一般庶民にいたるまでの様々な人々との交遊を痛快に語ったユニークな近代人物伝である。歴史の表裏に蠢く個性豊かな人物達の言行の奇抜さ面白さを余すところなく吐露した世紀の稀書。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784061588172
内容説明
本書は、一代の国士杉山茂丸の波瀾万丈の生涯のあいだに茂丸の身辺に渦巻いた傑物たちの列伝なのであるから、魔人怪人百物語と称してよく、こんな面白い本はそうざらにあるものではない。素材そのものがすでに手に汗を握る性質のものであるところへ、文体がこれまた快筆としか言いようのないもので、各篇が終るごとに名人芸の講談を聞き終えた瞬時のようなカタルシスを覚える。
「BOOKデータベース」 より