書誌事項

鎌倉・室町ことば百話

森野宗明著

(東京美術選書, 68)

東京美術, 1988.9

タイトル別名

鎌倉室町ことば百話

タイトル読み

カマクラ ムロマチ コトバ ヒャクワ

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内容説明・目次

内容説明

“無礼講”は政治的陰謀を練る会合、“詞戦”は合戦前に行う舌戦、“対揚”は武家社会におけるキーワード。“花盗人”から中世の窃盗重罪観を明らかにし、人名・地名から名をめぐるタブー・トラブルをあげ、奇抜な致富譚やユーモラスな造語などからは当時の人々の生活感覚をいきいきと伝える。

目次

  • 1 戦乱の時代(源氏;平氏;悪;無礼講〈破礼講〉—政治的陰謀を練る会合;神国・神明・八幡—蒙古襲来の脅威)
  • 2 社会と秩序(座席—序列・地位の表徴;女人入眼—政治と女性;下剋上—力関係の逆転・価値の転倒;花盗人・花の制礼—窃盗重罪観;お用の尼—中世女性の才覚・したたかさ)
  • 3 人名・地名をめぐって(名詮自性—名による吉凶決定の観念;晴信・輝虎・政宗—名誉の一字拝領;足摺—補陀落渡海説話にちなむ地名)
  • 4 暮らしの種々相(猫・唐猫—猫のイメージの変遷;琴・横笛・笙—女性と楽器;鰯・鯖—和泉式部も好んだという鰯;くこん—女性の飲酒;金創・ちごて・児干—中世の外科治療)
  • 5 言語生活(和歌—素朴な情感溢れる庶民の歌;仮名は読みなし・知らず読み・校合読み—仮名文の落し穴;雑談—おしゃべりの功罪;京なめり—京と東国)

「BOOKデータベース」 より

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