書誌事項

旅ゆけば俳句

江国滋著

(新潮文庫, え-6-2)

新潮社, 1989.2

タイトル読み

タビ ユケバ ハイク

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内容説明・目次

内容説明

論より吟行。たとえば冬の下関でふぐを食いながら俳句を詠む。たとえば秋の鎌倉で句会を催す。俳句にしても旅行にしても、そもそもは無用の用、だからこそ楽しく、しかし真面目にこれに取り組むべし。俳句とは必ず一つ季語が入り、五七五で成り立つミニ文芸であることをお忘れなく。—いずれおとらぬ俳人をゲストに、北へ南へ、あそびごころあふれる俳句ツアーへのご招待。

目次

  • 冬の部(ひとひらのふくが青磁を離れたり;越前やとろりと青き冬の海;冬ざれの百万石のお庭かな)
  • 春の部(つぎつぎに春の季題を食べにけり;筍にいま当りたる朝日かな;出刃1本発止と鰡を打ちにけり)
  • 夏の部(稲妻も穂高も神の御意のまま;鮎の川すがたただしく流れけり;酌の指薄暮に白く鵜舟待つ)
  • 秋の部(み仏のかんばせは青観月会;横綱がジャズ聴いてゐる夜長かな;秋の暮なまこ壁凝ッと動かざる)
  • 新年の部(いま旅は大団円や初御空)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN03263861
  • ISBN
    • 4101378029
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    269p
  • 大きさ
    16cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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