自滅の戦い
著者
書誌事項
自滅の戦い
(中公文庫)
中央公論社, 1988.9
- タイトル読み
-
ジメツ ノ タタカイ
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内容説明・目次
内容説明
青年将校と暗殺団による武力の威嚇、そして官憲による言論の圧迫と権力の濫用—昭和維新とは日本を破滅に導くことであった。昭和初期の軍部の台頭から日中・太平洋戦争を経て敗戦に至る暗黒の日日の渦中で、毅然と昭和維新に抗した、一知識人の孤独な戦いと自省の記。
目次
- 前篇 自滅への道(軍縮と暗殺の脅威;北一輝の思想と日米戦争の遠因;橘孝三郎の愛国革新運動;九・一事変の前後;血盟団事件;農民と陸軍による革命—アントン・ツィシュカの観察;蘆溝橋事件の真相とその発展;ナチスに支配された日本;近衛内閣と三国同盟および新体制;仏印進駐より対米開戦まで;自滅の戦い;勝敗の計算;爆撃の惨禍;言論圧迫と虚偽の宣伝)
- 中篇 反戦苦闘十余年(反産運動;粛軍論;ユダヤ人排斥問題;三国同盟反対運動と七・七事変終結論;渡辺経済研究所の設立;第二次欧州大戦と日本の立場;日本と米国および英帝国との貿易関係;近衛総理および重臣らに対する建言;反戦講演;『臣民の道』を読みて;一茶寮舌禍事件—投獄;最後のもがき)
- 後篇 戦争責任論(開戦の責任;戦争終結についての責任)
「BOOKデータベース」 より