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解体と変容 : 日本文学の現状

有精堂編集部編

(講座昭和文学史 / 有精堂編集部編, 第5巻)

有精堂出版, 1989.5

タイトル読み

カイタイ ト ヘンヨウ : ニホン ブンガク ノ ゲンジョウ

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注記

昭和文学史年表5 / 倉西聡, 吉田司雄編: p[253]-267

執筆者: 松本健一ほか

内容説明・目次

内容説明

高度経済成長を経て未曽有の社会的転変に直面するなかで、わが〈昭和文学〉は、明治以後約100年の間信じられ営為されてきた文学としての性格が大きく変容させ始めている。本巻では、日本文学におけるこうした変容と社会の諸相との相関、文学表現の転移などを追究し、新しい視点を導入して「現在」の日本文学が延ばしている触手を見定めようと試みた。

目次

  • 序 解体と変容のうねり
  • 1 アジアの中の日本文学(ベトナム戦争と文学者;〈在日〉作家と日本文学;アジアの中の戦争—大岡昇平の戦争文学;沖縄と文学)
  • 2 新世代の作家たち(ヒッピーからマレビトへ—中上健次・村上龍・池田満寿夫の「新しさ」;虚構としての〈青春〉;騒乱から黙考へ;交わりの言葉)
  • 3 性差と文学(観念としての女/情念としての女—倉橋由美子・瀬戸内晴美;女の身体/女の意識;女の日常/女の非日常;自己を語る女/他者を語る女)
  • 4 批評の多様性(〈作家・作品論〉から〈構造・記号論〉へ;脱戦後的批評;文学の相対化と80年代批評;〈クロスオーバー〉批評の現況;エッセイの時代)
  • 5 サブカルチャーとしての文学(ファッションと文学;メディアの中の文学;パフォーマンスとしてのシバイ;詩と歌詞のはざまで)

「BOOKデータベース」 より

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