アメリカにおける政教分離の原則

書誌事項

アメリカにおける政教分離の原則

熊本信夫著

北海道大学図書刊行会, 1989.3

増補版

タイトル別名

政教分離の原則 : アメリカにおける

タイトル読み

アメリカ ニオケル セイキョウ ブンリ ノ ゲンソク

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内容説明・目次

内容説明

アメリカの場合、政教分離原則の展開は、1609年のジェイムズタウンへの英国国教会教徒の入植に始まるが、その後、1791年憲法修正第一条の制定を経て、判例が多様な展開を示すのは1920年代以降であって、具体的な分離原則の確立は、1940年代および同60年代である。いいかえれば、アメリカの政教分離原則の発展は、分離を定める憲法条項の採用前の170年間に、政治と宗教のかかわりに関する慣習が定着し、同憲法制定後170年余を経て、政教分離原則が形成された、といってよい。本書で扱う判例は、その後の約20年で分離原則をさらに発展させたものと位置づけられる。

目次

  • 第1部 政教分離の研究と研究者(植民地時代から今日まで—その時代区分;農業国家から産業国家への移行の時代〈1860—1920年〉;教会、政府、裁判所の時代〈1920—1945年〉;経済的、精神的自由保障の時代〈1945—1969年〉;まとめ)
  • 第2部 政教分離原則の形成と発展(植民地時代;修正第一条;物質的援助の問題;精神的援序の問題;まとめ)
  • 第3部 政教分離原則の確立と請訟上の問題(原告適格とその根拠;原告適格とその発展;まとめ)
  • 増補 政教分離原則の深化と発展(深化と発展の時代;精神的援助の問題;物質的援助の問題;まとめ)

「BOOKデータベース」 より

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