構造主義をめぐる生物学論争
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構造主義をめぐる生物学論争
吉岡書店, 1989.3
- タイトル読み
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コウゾウ シュギ オ メグル セイブツガク ロンソウ
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注記
参考文献: p315-318
内容説明・目次
内容説明
いま、日本で生まれつつある2つの新しい生物学理論—ひとつは、表面からみつけにくい深層構造の無根拠な任意性から出発して、複数の構造の存在を認め、しかも構造が確固たる物質的基盤にもとづく以上、脳だけが、排除しあう構造の具現化しうる場だと仮定できるとして、生物学と科学論の再構築をめざす。もうひとつは、人間の対象認識が、自己自身の観察の対象となることから生ずる無限の循環を、再参入の形で数式化し、この認識過程を生物自体にあてはめることによって、生物に特有な瞹眛さを記述しようとする。この2つの理論を中心に、3世代にまたがる9人の科学者が、物理学、生物学、科学論などの立場から、京都で徹底討論した。「衣笠シンポジウム」の、臨場感溢れる全記録。
目次
- 第1章 場と遺伝
- 第2章 構造と布置
- 第3章 目的論と実体論
- 第4章 再参入と時間
- 第5章 自然選択
- 第6章 構造主義と還元主義
「BOOKデータベース」 より