蘆花の青春 : その京都時代
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蘆花の青春 : その京都時代
恒文社, 1989.5
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ロカ ノ セイシュン : ソノ キョウト ジダイ
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Doshisha University Library (Imadegawa)
910.28K;T2KB;8910022823/L;8900038590/10;9810000527/9A;9329047986/9G;0279000781
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蘆花徳冨健次郎略年譜:p312-317
Description and Table of Contents
Description
蘆花徳冨健次郎の同志社時代は十歳代はじめと、間に六年近くを隔て十九歳から二十歳にかけての「二つの時期」で、延べにしてわずか三年数カ月の短い期間である。しかし、はじめての親の膝元を離れ、キリスト教を知り、文学の味を覚え、山本覚馬の娘久栄と恋をして、その恋の破綻は生涯にわたって尾を引く。それは蘆花の一生で重要な意味をもつ。著者は同志社史の編纂執筆に携わり、社史資料の奥に見えつかくれつする健次郎と久栄の姿を旺盛な好奇心で根気よく掘り起こし、従来は健次郎を誘惑し混乱させる不良女学生としてのイメージに覆われていた山本久栄の実像を、改めてとらえなおすことにも成功している。
Table of Contents
- 少年健次郎と京都(兄・猪一郎につれられて;新入生・健次郎;文学への萌芽;上級生・大西祝 ほか)
- 二度目の京都(伊勢時雄の寓居;六年目の同志社;「茶色の目」山本久栄;山本家の人びと;学友・磯貝由太郎〈雲峰〉 ほか)
- 初恋、そして破滅(恋の渦中へ;恋路の邪魔;東京と京都;破局へ ほか)
- その後の健次郎と京都(眠らざる死者たち;つぐないとしての告白 ほか)
- 補遺 蘆花の今治時代(今治と蘆花を結ぶ縁;健次郎と今治教会の人たち;英語教師・健次郎;青年伝道者・健次郎 ほか)
- 蘆花徳冨健次郎略年譜
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