デリダから道元へ : 「脱構築」と「身心脱落」
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デリダから道元へ : 「脱構築」と「身心脱落」
(Fukutake Books, 9)
福武書店, 1989.6
- タイトル読み
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デリダ カラ ドウゲン エ : ダツコウチク ト シンシン ダツラク
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内容説明・目次
内容説明
道元の『正法眼蔵』は、日本思想史上屈指の名品として知られている。一方、デリダは、現代思想をリードする第一人者としてその名が高い。道元は、〈身心脱落〉によってあらゆる束縛を断ち、絶対的自由の境地に達した。デリダは、〈脱構築〉によって二元論的対立のヨーロッパ思想の限界を突破しようとする。13世紀日本に生まれた驚異的な思想と、現代の最先端思想の共通点を探りながら、道元によって本邦未紹介のデリダ最新思想を読み解き、デリダによって道元の普遍的思想を解読する。
目次
- 1 〈問い〉と〈答え〉
- 2 〈鏡〉と〈プシュケ〉
- 3 〈現存在〉と〈吾我〉
- 4 〈自己〉と〈他己〉
- 5 〈原=時間〉と〈観曽〉
- 6 〈否定〉と〈不道〉
- 7 〈神秘〉と〈直観〉
- 8 〈沈黙〉と〈説法〉
- 9 〈歴劫〉と〈場所〉
- 10 〈祈り〉と〈回向〉
「BOOKデータベース」 より