トロイア幻想 : 古代憧憬の旅
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トロイア幻想 : 古代憧憬の旅
(講談社学術文庫, [879])
講談社, 1989.6
- タイトル読み
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トロイア ゲンソウ : コダイ ショウケイ ノ タビ
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内容説明・目次
内容説明
パルテノン神殿の柱を見ては、法隆寺の太く雄々しい柱の源流ならんかと思い、アルカイック期の女神たちの微笑と正面観照性の衣褶に、遥かなわが飛鳥仏を偲び、古代美術の大いなる東漸の道に想いを馳せる。あるいはまた、ギリシア悲劇の中でも、10年に及ぶトロイア遠征にかかわる詩句は、その先史世界の諸遺跡と相まって、著者の胸奥に今もなお鮮明に息づく。日本美の源泉を求め続ける旅人が、古代逍遥に見いだしたロマンのこころ。
目次
- トロイアと斑鳩を結ぶもの—序に代えて
- 1 エーゲ海の光と風—古代美術の宴(アテネの春;クレタの壷;ミケーネの泉 ほか)
- 2 トロイア幻想—古代憧憬の旅(カサンドラーの予言;アガメムノーンの仮面;ヘレネーに寄せる歌 ほか)
- 3 インドの光と影(インドの光と影;西方からの旅びと—ガンダーラの仏・菩薩像;シルクロードの旅日記より ほか)
- 4 遥かなる敦煌(遥かなる敦煌;幻の都・隋の大興城;『唐大和上東征伝』の旅—鑑真が見た海南島 ほか)
- 5 斑鳩古京(礎石への想い—若草伽藍址にて;癩者への接吻—聖ジュリヤンと膳妃;斑鳩の女びと—中宮寺に寄せる思い ほか)
「BOOKデータベース」 より