歌謡(うた)の民俗 : 奄美の歌掛け
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書誌事項
歌謡(うた)の民俗 : 奄美の歌掛け
(日本の民俗学シリーズ, 8)
雄山閣出版, 1989.1
- タイトル別名
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歌謡の民俗 : 奄美の歌掛け
- タイトル読み
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ウタ ノ ミンゾク : アマミ ノ ウタガケ
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注記
主要参考文献: p243-244
内容説明・目次
内容説明
奄美の歌掛けには呪術性が色濃く影を落としている。私は歌掛けが、いる呪術的な目的から生まれたものだという結論に至っておらず、それはあくまで付帯的なものではないかという感触を持っているが、いずれにせよ歌掛けをめぐる呪術性の、その実態だけは、しっかりと把握しておく必要があろう。そのためにまず、島の人びとの潜在意識の中にある「言葉」や「音楽」や「楽器」等々に対する感じ方からみていなかなければならない。まず言葉に、日常の伝達機能や感情表現を越えた、まか不思議な力を認める、いわゆる言霊信仰は世界中の民族にみられる現象といわれるが、それは奄美にも深く浸透している。
目次
- 奄美歌謡の世界—人と時と場(奄美文化圏の成立;奄美歌謡のジャンル;「民謡」の世界;「童歌」の世界;「神歌」の世界)
- 奄美の歌掛けの構造(歌遊びと歌掛け;八月踊り・夏目踊りと歌掛け;仕事歌と歌掛け;歌掛けの背景とその意味;南島歌謡史と歌掛け)
「BOOKデータベース」 より