アジアという鏡 : 極東の近代 : 川村湊評論集
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アジアという鏡 : 極東の近代 : 川村湊評論集
(「昭和」のクリティック)
思潮社, 1989.5
- タイトル読み
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アジア ト イウ カガミ : キョクトウ ノ キンダイ : カワムラ ミナト ヒョウロンシュウ
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内容説明・目次
内容説明
韓国、中国、台湾、ベトナム、香港…。戦前・戦中から戦後にかけて、〈昭和〉という時間のなかで日本の文学が仮構してきたさまざまな「アジア」という虚像。他国の小説や詩を鏡として、その幻像を読み解き、天皇という秩序装置のもとにいかなる擬制が昭和の文学のなかでなされてきたかを切開することで、アジアの近代の行方を明示する。「平成」の時代に向けて、真に「昭和」を葬り去るための刮目たる批評空間を創り上げた力作長篇評論。
目次
- 第1章 「昭和」とアジア(“シャンハイ”された都市—五つの「上海」物語;ベトナム・トライアングル—日本文学者たちのベトナム戦争;華麗島という鏡—日本近代文学と台湾;円の中の夢—在日と亡命)
- 第2章 韓国という鏡(「反日」と郷愁のはざま;〈越南〉と〈越南〉の間—韓国現代小説管見;抵抗と虚無—韓国現代詩の潮流;〈源の深い泉〉の流れ—韓国女流文学管見;魂の語り部—李〓暎ノート;近代朝鮮の孤児—李光洙ノート)
- 第3章 極東の近代(極東の近代—あるいはアジアのポストモダン)
「BOOKデータベース」 より