激流に棹さして
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激流に棹さして
(一古書肆の思い出 / 反町茂雄著, 4)
平凡社, 1989.8
- タイトル読み
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ゲキリュウ ニ サオ サシテ
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一古書肆の思い出
4 (激流に棹さして) 1989
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一古書肆の思い出
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内容説明・目次
内容説明
昭和24、25、26年—空前絶後の古書・古文書の受難・乱離の3年間。著者は時代の大渦巻の中で、面向不背、必死に大魚巨鱗を追いつづける。わずか1000日間の所獲は、国宝・重要文化財20〜30点、重要美術品40〜50点、その他無数。さて、どんな稀覯本が、どこから?どんな手順で?価格は?納め先は?隠さず偽らず、生き生きとした具体的な叙述は、本書以外では見られないでしょう。
目次
- 1 古書界の動乱、最高潮に達す(好望らしい新春を迎う;空前の昭和大正文学書の大入札会—入江文庫;奈良・平安の貴書、江戸の珍本;吉田子爵家秘蔵の神道文庫の分散;目録17号に重要文化財が並んで;京都・大阪は宝の山;ぞくぞくと稀珍の古俳書;東北に埋もれた重要文化財の発掘;伊達伯爵家のお払い物;古俳書蒐蔵の充実;摂津吉田家聆涛閣宝籍の放出;暴流奔騰の頂点昭和24年)
- 2 漸く転機を迎えんとして(25年初め頃の私の生活、業界の在り姿;日本の古書籍業界の特殊性;何年まで続く暴出ぞ;この頃のお買い手の動静;激動下の25年後半;紅梅文庫の興亡と桃園文庫の機微)
- 3 永く続く大きな余震(小粒の大集積「日本文学書目」;栗田元次文庫と蜂須賀候爵家本と;藤園堂伊藤為之助さんの功績;小津家西荘文庫と保坂家本)
「BOOKデータベース」 より