中世ロシアの笑い
著者
書誌事項
中世ロシアの笑い
平凡社, 1989.8
- タイトル別名
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Смех в древней Руси
- タイトル読み
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チュウセイ ロシア ノ ワライ
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収録内容
- 世界観としての笑い / D・S・リハチョフ著
- 見世物としての笑い / A・M・パンチェンコ著
- クリスマス聖週間と謝肉祭の笑い / N・V・ポヌィルコ著
内容説明・目次
内容説明
現代ソ連の中世ロシア文学・文化史家たちによる〈ロシアの笑い〉論。イワン雷帝の〈祝宴〉、瘋癲行者たちの振る舞い、それにクリスマス聖週間と謝肉祭の笑いに新しい光をあて、中世ロシアの文化世界が、従来考えられてきた固定的・一面的なものではなく、〈反文化〉としての〈笑い〉を基底にひそませ、〈上位のものと下位のものが入れかわる〉契機をつねにはらんだダイナミックな世界であったことを明らかにする。時代をこえてロシア民衆のなかで育まれてきた愚行と道化の文化、高らかに響きわたる哄笑の無辺世界を鮮やかによみがえらせる、現代ソビエト文化史学の最良の成果。
目次
- 世界観としての笑い(中世ロシアの笑いの世界;雷帝の芝居気—イワン雷帝の著作の笑いのスタイルの問題に寄せて;笑いの世界の二分性;陰の世界の反乱;長司祭アヴァクームのユーモア)
- 見世物としての笑い(中世ロシアの瘋癲の行;社会的プロテストとしての瘋癲の行)
- クリスマス聖週間と謝肉祭の笑い(クリスマス聖週間の笑い;謝肉祭の笑い)
「BOOKデータベース」 より